多感な青春時代を味わえる本
2005年 02月 01日
作品名 | 発行年月日 | 発行元 | 判型 | 価格(税抜) |
真理子の青春日記&レター | 1986.03.25 | 角川書店 | 文庫 | (注1) |
マリコさんの苦闘の就職活動の日々が綴られた1976年7月22日から1977年2月10日までの「青春日記」や故郷の友人あての手紙「ラジカルヒストリーレター」。それからの10年、忙しくもの書きとして過ごした日々が綴られる「ルンルン日記」を収録。「栗本慎一郎が出題した林真理子に100の質問」も併録しています。 | ||||
失恋カレンダー | 1987.10.23 | 角川書店 | 文庫 | (注2) |
女の子の1年=12ヶ月というのは、1月には帰省、2月にはバレンタイン、3月には卒業…といった具合に恋が芽生えたり深まったりする機会にあふれています。恋する女の子の哀楽を四季の情景をバックに描かれていて、胸のどこかがキュッと締めつけられ懐かしい気持ちにさせられます。 | ||||
葡萄が目にしみる | 1996.06.15 | 講談社インターナショナル | 文庫 | (注1) |
1984.11.00 | 角川書店 | 単行本 | (注1) | |
1986.02.28 | 角川書店 | 文庫 | ¥438 | |
葡萄づくりの町、地方の進学高校を舞台に、多感な少女の青春の軌跡を鮮やかに描きあげた長編小説。第92回直木賞候補作。新入生の乃里子は、生徒会役員・保坂に淡い想いを寄せ、級友たちは、時に笑いさざめき、かすかに憎しみ合う…。戸田菜穂さんが初主演したドラマの原作です。ほかに萩原聖人さんらが出演しています。 | ||||
私のスフレ | 2007.01.18 | マガジンハウス | 単行本 | (注1) |
マガジンハウスの雑誌『ウフ.』に連載していた巻頭エッセイを集成。 まだ見ぬ恋人に思いを寄せていた自意識過剰な女の子・・・。そんな甘酸っぱい記憶がよみがえる追憶のエッセイ集。マリコさんの小学生~大学生の振り返りエッセイですが、知らぬ間に自分の少女時代を重ねてしまいます。学生時代の作文も掲載されています。 | ||||
星影のステラ | 1986.01.14 | 角川書店 | 文庫 | (注2) |
1985.02.00 | 角川書店 | 単行本 | (注1) | |
第91回直木賞候補作品になったマリコさんの処女小説で、これを機にマリコさんは執筆業に専念することになりました。「私のことステラって呼んでね」と突然現れたミステリアスな少女に惹かれ翻弄させられる主人公の心の変化の描き方が細やかでハッとさせられます。ほかに「だいだい色の海」が収められています。 | ||||
野ばら | 2007.01.10 | 文藝春秋 | 文庫 | ¥590 |
2004.03.12 | 文藝春秋 | 単行本 | ¥1,524 | |
宝塚の娘役の千花は、歌舞伎界のプリンスと目される梨園の御曹司と。親友でライターの萌は歳の離れた評論家と。それぞれの恋を謳歌しています。しかし、花の盛りのように美しいヒロイン達の日々は、現実の退屈さや挫折、裏切りによってゆっくりと翳りを帯びていきます。甘く苦い青春を描いた傑作恋愛長篇。華やかな平成版『細雪』とも呼ばれた作品です。 | ||||
東京デザート物語 | 1999.02.19 | 集英社 | 文庫 | ¥571 |
1996.02.28 | 集英社 | 単行本 | (注1) | |
恋はデザートのようなもの、なくても生きていけるけれど、なければやっぱりつまらない。大分から上京してきた朱子は、東京で憧れの女子大生生活を始めますが…。巻末に料理研究家・井上絵美さん監修のデザートレシピがカラー写真つきで載っています。『non-no』に連載されていた作品で、文庫版では広末涼子さんが解説をしています。 | ||||
東京胸キュン物語 | 1988.04.10 | 角川書店 | 文庫 | (注1) |
青山、渋谷、池袋…"東京"の街を遠景にさまざまな女性たちの心情を描き出す12の短編集です。「ラブストーリーは突然に」というオムニバスドラマの中で和久井映見さんが主演した「素敵なボーイ・ミーツ・ガール」の原作です。ドラマはマリコさん作品のほかに柴門ふみさん「見合い専科」や鷺沢萌さんの「卒業」を原作にしています。 | ||||
夢みるころを過ぎても | 1986.01.00 | 角川書店 | 文庫 | (注2) |
1983.07.00 | 主婦の友社 | 新書 | (注1) | |
マリコさんの恋愛エッセイ。山梨で過ごした少女時代の可憐な恋から、上京後の東京での派手な恋まで様々な恋や愛について書かれています。初恋の話からヤルかヤラないかまで、話の幅が広いです。 | ||||
悲しみがとまらない 恋愛ソング・ブック | 1993.08.00 | 角川書店 | 文庫 | (注2) |
1991.06.20 | 角川書店 | 単行本 | (注1) | |
「悲しみがとまらない」「シングル・アゲイン」「オリビアを聴きながら」「駅」……といった大ヒットした恋愛ソングをモチーフにして、青春のあやうさを描いた12のストーリー。読めば頭にメロディーが流れ出しますが、歌の世界、マリコさんの世界に浸るならばモチーフになっている歌をBGMにして読むのをオススメします。 | ||||
茉莉花茶を飲む間に | 1990.01.05 | 角川書店 | 文庫 | ¥509 |
1987.11.05 | 小学館 | 単行本 | ¥989 | |
南青山の紅茶専門店を舞台にして、人気のカタカナ職業を目指しながらも恋に憧れる6人の女の物語。80年代後半の女の子の人気職業であるナレーター、モデル、タイムキーパー、ニュースキャスター、スチュワーデス、ハウスマヌカンを目指す彼女たちの話は、今読んでも気持ちが前向きになり、疲れた心が癒され、元気が出ます。 |
(注1)2014.4.1現在発売されていません
(注2)品切れ 重版未定