林真理子年譜◆21歳~30歳
2001年 01月 01日
1975(昭和50) | 21歳 | 6月 | 教育実習(日大明誠高校にて。教科は国語)。 就職試験に挑むがすべて不採用。40通以上の不採用通知が集まる。 |
1976(昭和51) | 22歳 | 3月 | 日本大学芸術学部を卒業。アルバイト生活に入る。 日給1800円の印刷工を経て、松戸のクリニックで植毛用の毛を注射針に入れる仕事につく。 住まいは池袋の四畳半のアパート。 |
1978(昭和53) | 24歳 | 中沢けいが18歳で群像新人賞を受賞したのを知り、作家を職業として意識する。 しかし3ヶ月で18枚しか書けず諦める。 宣伝会議主催のコピーライター養成講座に参加。 優秀さを認められ、広告制作会社に就職するも、ダサい田舎娘と、さんざんいじめられる。 | |
1979(昭和54) | 25歳 | 4月 | 最初に就職した広告制作会社を退社。別の広告制作会社に就職するも、チラシなどの小さな仕事ばかりで失望する。 講談社が書店主のために結成した訪中団に参加し、中国旅行。 休暇が許可されなかったので、会社を退職する。 ねらいは旅行ライターになることだったが、かなわず、友人から借りた参加費用が借金として残る。 宣伝会議主催の糸井重里コピー塾に参加。 糸井氏の紹介で秋山道男氏の事務所で働き始める。この頃、南伸坊氏、中野翠氏と出会う。 |
1981(昭和56) | 27歳 | 日曜大工のスーパー「ドイト」のチラシでコピーライターデビュー。 TCC(東京コピーライターズクラブ)賞新人賞を受賞。 受賞作品は、西友のコピー「つくりながら、つくろいながら、くつろいでいる。」 独立して事務所を構える。 | |
1982(昭和57) | 28歳 | 5月 | 主婦の友社の松川邦生氏からエッセイ本執筆の依頼を受ける。 |
9月 | エッセイ本脱稿。 | ||
11月 | 初めての著書『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(主婦の友社)発行。 | ||
1983(昭和58) | 29歳 | 6月 | 『花より結婚きびダンゴ』(CBSソニー出版、現ソニー・マガジンズ)発行。 |
7月 | 『夢みるころを過ぎても』(主婦の友社)、『幸せになろうね』(光文社)発行。 「週刊文春」(文藝春秋)8月4日号から連載エッセイ「林真理子の今宵ひとりよがり」スタート。 | ||
9月 | 「写楽」(小学館)10月号でセミヌードを披露。 | ||
秋 | フジテレビのイメージキャラクターとなり、いいとも青年隊とCM共演。キャッチコピーは「おもしろロマン・フジテレビ」。 | ||
11月 | フジテレビのクイズ番組「クイズ!やじうまスコップ」のレギュラー出演者になる。 | ||
12月 | 「小説現代」(講談社)1月号に処女小説『星に願いを』発表。 『ルンルン症候群』(角川書店)発行。 第34回NHK紅白歌合戦の審査員を務める。 | ||
1984(昭和59) | 30歳 | 1月 | 『星に願いを』(講談社)、『街角に投げキッス』(角川書店)発行。 |
8月 | 『林真理子スペシャル』(角川書店)発行。 連続ドラマ「星に願いを」(TBS・主演・桃井かおり)放送。 | ||
9月 | 『真理子の夢は夜ひらく』(角川書店)発行。 「週刊文春」(文藝春秋)10月4日号からエッセイ「今夜も思い出し笑い」連載開始。 | ||
10月 | 『ブルーレディに赤い薔薇』(光文社)発行。 | ||
11月 | 『葡萄が目にしみる』(角川書店)発行。 「野生時代」(角川書店)12月号に小説「星影のステラ」を発表。 第91回直木賞候補に選出される。これを機に執筆業に専念。 | ||
12月 | 『ふたりよがりー対談集』(文藝春秋)、『テレビしちゃった!』(CBSソニー出版、現ソニー・マガジンズ)発行。 |
◆参考 『編集会議』2002年2月号「林真理子全一巻」(宣伝会議)、『anan』美女入門(マガジンハウス)ほか